立春を過ぎても寒い日が続いている。寒くても日課の散歩に今日も日光川沿いを歩いた。
日向が嫌いな訳ではないだろうが、なぜか軽鴨たちは日影に入って眠っているようだ。
日のあたる場所の方が暖かくて良さそうな気がする。
その軽鴨たちを眺めている時、右端から黒い影が落ちて来た。一羽の烏だった。
浅瀬に下りた烏は早速に水浴びを始めた。この寒いのに思ったが、頭を突っ込み、頭を強く左右に振りたくり始めた。顔を上げて辺りを見回し、また頭を突っ込んでは振りたくっている。見回しは辺りを警戒してのことだろう。
水浴びは頭だけでいいようだ。羽や身体は洗わない。それを四度繰り返して飛び立っていった。その時間は5分はなかった。これが烏の行水?。